さて、前回の土地制度の話で、
校長先生(天皇)が、学校すべてを支配しているという
仕組みが成り立っている中央集権国家ができあがり、
班田収授法が行われるようになった話はしたけど、
①「うわー、先生やっぱ女子だけひいきだ、ずるい」
②「全然教室が足りん…どうしよう」
という2つの問題がある。
特に②については、奈良時代の頃には大変になってくる。
で、①の状況に対して、男子はどういって反抗したのか。
といっても、まだ先生に暴力をふるったりはしない。
答えは単純。
A1:戸籍を作るときにいなければいいんだ。
中にはこんな人もいる
女になってしまえ!(調べる時だけ)
つまり
A2:戸籍を作るときに女であればいいんだ
中には、「上級市民(お坊さん)になって、税を逃れてやる!」
という人もいるが、中学校では上の2パターンでよし。
②「全然教室が足りん…どうしよう」問題は
奈良時代になるとヤバくなってくる。
仕方ないので、先生はどうしたか…
自分で新しい教室と机つくってくれよ。
もし作ってくれたら、宿題(租)は出さないといけないけど、
その教室や机は、今までと違って作った人のものだ!
となるわけだ。
とはいえ、最初の約束は、
でも、自分のものとしてのは、お孫さんまでね。
親子孫の3代まで使ったら校長先生に渡すこと。
※三世一身法(723年)という
という約束ではじめたのだが
えー?
なんかめんどくさ。
大変なわりに、メリット少ねーな
という状態である。
仕方ないので、
えーい!仕方ないから、永遠と使っていいよ…
そのかわり、租だけはとってやるからな!
これが墾田永年私財法(743年:聖武天皇)だ
そうせざるを得なかった
するとどうだろう。
ここぞとばかりに新しい動きが生じる。
で、平安時代になると、
力のある人が、人を使って特別教室(荘園)を作り出すんだ。
もう、次の問題は見えてきたよね。
続きは平安時代編で