《中学歴史(社会)》冷戦の終結とこれからの課題とわたしたち

平成、そして令和へ編
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ちょうど昭和がおわり、平成を迎えた頃

世界でも大きな動きがあった

それをふまえ、

現在の新しい課題を発見していくことが、今回の学習となる…

さて

平成になって、これまでの世界を変える一大事といえば

やはりこれである。

これによって、新しい世界が生まれたと思う。

マルタ会談(1989年)という歴史的会談だ。

アメリカのブッシュ大統領と、ソ連のゴルバチョフ書記長のもと、

冷戦の終結が宣言されたのだ。

この図からして、これまでじゃ考えられない構図

(というか、2023年現在も考えられない構図)

なわけだ。

背景の1つは、

ソ連経済の行き詰まり

けっきょく

社会主義経済には限界があったのだ。

結局、たしかに誰も食いっぱぐれが泣く平等な経済を目指せたかもしれないが…

そのため自由が限られる上に、

がんばる人とそうでない人が同じものしかもらえないなら

がんばるのがアホらしいではないか。

だって、中学生だって、

がんばって勉強している人とサボっている人が

平等に同じ高校に入学できたら、

勉強するはずないやん

というわけで、この前後にて社会主義経済が世界で破綻していくのだ。

その影響で、いろんなことがおきてくる。

問題

資本主義経済の象徴の1つとも

いえるある店が

1990年1月、

モスクワに爆誕しました。

さて何でしょう。

オープン初日、5000人の行列ができたそうだ。

それは…

Mクドナルドだ

ま、これは余談として、大きな出来事が、やっぱり壁の破壊だ。

これが冷戦終結の象徴といわれる、ドイツ・ベルリンの壁崩壊だ。

これにて東西に分かれていたドイツが再び1つの国「ドイツ」となったのだ。

なお、ソ連は1989年~1991年にかけ分裂し、

ソ連は1991年クーデターにて崩壊した→現ロシア

※ここで独立した一部にウクライナがあるのである。

世界も世界も

アジア太平洋経済協力会議「APEC」(1989年)

ヨーロッパ連合「EU」(1993年)

 →社会主義経済圏だった東ヨーロッパの国々も加入がすすむ

これにて世界は平和になる

…はずだった

ところが世界は…

湾岸戦争(1991年)

 イラクがクウェートに侵攻したことを、多国籍軍が阻止

アメリカ同時多発テロ(2001年9月11日)

 ※911を忘れないという言葉は、これのこと

 →アメリカがアフガニスタン・イラクに報復侵攻

という民族問題、宗教問題、中東問題などなどの課題が残った

ここで改めて日本を直面する問題を挙げてみると…

日本の課題

平和主義国家として、日本はどのように国際貢献できるのか

○日米の同盟関係はどうすべきなのか

○テロリズム問題、そして近隣諸国との関係をどうするのか

このような問題に対して、現在の方針として教科書でも扱われているのが以下の点

日本の方針の一部

国際貢献

国連平和維持活動(PKO)に、自衛隊を派遣(もちろん非戦闘地域のみ)

 ※自衛隊がPKOをしてるのではない(主催者は国連)ので注意

日米関係

集団的自衛権を認める

 これまでは、日本は「力」を使うのは、あくまで日本が攻撃された際の個別的自衛権としてだけと歴代自民党党首も貫いてきたのだが…

 同盟国であるアメリカが攻撃された際、日本もアメリカを守るということだ。

戦争(テロリズム)に対してのの抑止力について

○議論されているが…

というように、まだ議論されている段階なものもあるのだ。

つまり、

課題に対する答えは、

現代の私たちが様々な方面から考えて

方向性を見つけていかなけらばならない。

それがいずれ、100年後の教科書に課題の解決法として

書かれているかもしれないということである。

例えば

集団的自衛権と抑止力にしても、

様々な視点と考えがある。2パターン紹介しておきます。

パターン1

パターン2

筆者が伝えたいのは、

どちらの考えが正しいというわけではない。

様々な方面から1つのことを見つめ、

私たち自身でよりよい方向性を示していかなければならないということだ。

私たちの選択が、

歴史を作るのである。

昭和、平成を経て、令和となった。

通史編はこれにて最終回となりそうだが、

これまでの積み重ねを

よりよい未来判断の材料にできたらと思い

締めの言葉としておきたいと思います。