3 《中学歴史(社会)》大正デモクラシーの風潮は、社会にどのような影響を与えたか

大正時代(2)大正時代の自由民権運動
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 前回までで、

大正デモクラシーの大目標

普通選挙の実施

政党内閣の実現

を達成するまでの課程を

システマティックにまとめた。

今回は、

この風潮により、

社会にどう影響を与えたのか

を学習したいと思います。

今回、この風潮に乗りたかった人とはどんな人なのか…

やっぱり

今でこそ当たり前の権利が認められていなかった人たちである。

どんな人たちか考えてみましょう。

ひとつは、普通選挙ができるようになった人と、そうでない人を考えれば、わかるでしょう。

あとは、

1日に12時間とか働かせられた人とか、

差別されていた人とか、

あまりクローズアップされてなかったけど、

自分の土地がなかった農民などだ。

今回は、最後にまとめず、

ポイントを1つずつ挙げていきます。

(1)女性

現に、普通選挙法が制定されても、参政権がなかったり、

女性が社会に進出することが、まだなかなか難しい時代であった。

そこで活躍したのが、たくさんいるのだが、中学校ではやっぱり

平塚らいてうだ。

この時代にもフリー素材がなく、残念が続いているが、仕方ない。

この人がやったことは、2つ。

青鞜社っていう、女流文学社を立ち上げた。

※これ自体は、明治44年スタート

 青鞜っていうのは、

 イギリスの女性文芸愛好家が、青いストッキングをはいていたことに由来

おぼえることは

平塚らいてうの名前

②青鞜社宣言の穴埋め

「元始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。今、女性はである。

③余裕があれば、

(2)労働者

要は、資本主義社会となり、

低賃金、重労働な状態だ。

なんせ、明治末にできた法律でさえ、以下の状況。

で、労働者も団結していく

メーデーって、5月1日に労働者が運動をする

伝統が、今でも残ってるが、

はじまったのも、大正時代。

資本家とのバトルを、労働争議という。

なお、労働者の劣悪環境を訴える

小説がたくさん発表されるが、

それをプロレタリア文学とよんでいる。

………

(3)小作人

土地を借りて農業する人を小作人ってよんでるが、

土地の賃料(小作料)は、やっぱり地主さんが決める。

なので、やっぱりえげつない。

地主さんに、小作料をまけてもらおうとしたりするのが

小作争議

………

(4)差別を受けていた人

江戸時代に、

動物の皮等を扱う産業をしていた人が

全く根拠のない時代の勝手な方針

一カ所に住まわされた。

(くわしくは、教科書の江戸時代の身分についてのページを確認)

そして、そのことにより、

その地域に住むことで差別が続いたのである。

当時、相当勇気が必要だったことだろうが、

差別からの解放をめざして、

立ち上がった人々がいた。

その人たちが結成したのが

全国水平社(1922年)である。

あと、すこし後の話(昭和5年)だが、

差別に苦しんだアイヌも

北海道アイヌ協会を結成。

……

といったことをおさえておきましょう。