1 《中学歴史(社会)》飛鳥・奈良時代って、どんな流れ?

飛鳥・奈良時代
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非常にざっくりいうと、
この時代の大切なところは、
「天皇中心の国として成り立つ過程をつかむ」
ことであろう。
だからこそ、おぼえる柱となる人物は、全員天皇一族なのである。

その流れをつかむための
大きな骨組みとして覚える人物の流れは、以下の人物である。

飛鳥時代
①聖徳太子・推古天皇←天皇中心の政治のはじまり
 サブキャラ:蘇我馬子、小野妹子
②中大兄皇子(天智天皇)兄
 サブキャラ:中臣鎌足(のちの藤原氏)
③天武天皇 弟
④持統天皇 その嫁←このへんで律令国家の完成
※②~④は、歴代つながっている

奈良時代
⑤聖武天皇

あくまで、流れをつかむうえで重要なのは、
政治の中心となった人物である。
そうでないと、覚える軸がぶれる
5人以外の人を混ぜて覚えようとする人が多いので、歴史がわからなくなる
(木の葉っぱを闇雲に見て、木全体がわからなくなる)

だから、

この時代の

「天皇中心の国作りをすすめた」

という木にできていく1本目の枝は、
あくまで聖徳太子(推古天皇)なのである。
その枝から生えている細か枝枝に蘇我馬子や小野妹子をつけておくのだ。

そうしてつかんでおくことができると、
小野妹子と中臣鎌足の時代の前後を聞かれても、
「小野妹子は聖徳太子の小枝、
 中臣鎌足は中大兄皇子の小枝だから、
 小野妹子の方が時代が早い!」

とつながるのである。@
自分でこれを木の絵(ツリー) にしてしまえばすっきりする。

これをシステマティックツリーとでもよぶとしよう。

①~⑤の人物のポイントや
それだけでは伝えられない制度などは これから書いていくよ

ツリー例はこんなかんじかな