明治時代となり、外国のみなさまと、
様々な形でおつきあいしていくこととなる。
大きな課題はまず、
五箇条の御誓文であったとおり、
「国際法に基づいて関係を築く」
ということだ。
つまり、当時とくにアジア諸国では、
「国際法に基づいた関係がなされていない」
ということだ。
もっというと、
現在の中国にあたる場所にある国(当時は清)が
ジャイ○ン的絶対の存在であり、
あとの国がどう関係を作るか
っていう昔ながらの関係でしかなかった。
様々なことにおいて、
東アジアの世界は
欧米より100年遅れているのだ。
では、この当時の状況をつかんでいこう。
どんな国(と地域・民族)があるのか。
①もちろん清
②朝鮮国
③琉球王国
④アイヌ民族
⑤ロシア
と、このへんだろうか。
清
①イギリスに負けて、不平等条約(南京条約)を結ばされている
②朝鮮国、琉球王国を従えてる(つもり)
③これまでは、絶対的王者
いわば、ジ○イアン
朝鮮国
①明治政府になってから、日本と絶交中
②ちょっと前の日本のように鎖国中
③清の皇帝から、王に認めてもらっている状態
要は清に従ってる状況
いわば、ス○夫
琉球王国
①薩摩藩に従えられていた
②清にも貢ぎ物をもっていく関係
つまり、日本と清に二重支配されているようなかんじ
③中継貿易で稼いでいる
アイヌ民族
①シャクシャインの乱がしずめられ、
松前藩に支配されていた
ロシア
①皇帝が支配する国
②ねらいは南下政策
わが日本
①新しい政府になったところ
②欧米に不平等条約を結ばされている
③琉球王国、アイヌ民族を支配している状況
④これまでは、絶対に清にはかなわない
のび○的存在
⑤ところが、そこに100年進んだ世界から
ドラえ○んがやってきてくれているような状況
ということは…だ。
日本目線で考えると…
①アイヌの住む蝦夷地はなんとか日本にしたい。
②そこでどこまでが日本でどこからがロシアか
ハッキリさせる必要がある。
③琉球を日本にしたいが、清が邪魔
ここまでは、見れば想像できる。
ここからがこれまでと大きく違うこと
④世界的にこの状況を見ると、
清も日本も、欧米から1段階下に見られている者同士なので、
対等なのではないか。
⑤もし、清と日本が対等な立場だとしたら…
清が従えている朝鮮は、
日本から見ても、日本が優位ではないか。
☆つまり、現在かかえる課題・方針は…
①いちはやく、不平等条約をなくしたい。
②蝦夷地、琉球を正式に日本にしてしまいたい。
③朝鮮に対して日本が優位に立ちたい。
という3つの課題に対して、
日本は動いていく必要があるということだ。
では、次回からは、
これに対してとった日本の行動を
学習していきましょう。