そんなこんなで、元寇により、鎌倉幕府の弱点が露呈されてしまった。
よって、とうとう鎌倉幕府を倒そうとする存在が現れてくる。
そして、新しい時代区分がはじまる
いちおう、
足利尊氏が征夷大将軍になってから、
足利義昭が織田信長に京都から追い出されるまでを
室町時代とよんでいる。
ただ、いわゆる戦国時代も、南北朝時代とよばれる時代も
広くは室町時代のなかの、ある時期の別名である。
それだけ、室町時代という時代は
混沌(こんとん)としている。
いちおう、
中心人物は足利さん
とはいえ、いわゆる戦国時代とよばれる時代も
約100年あるわけで、
中心人物などいえない時空も存在する。
なので、政治史的にはつかみにくい
結局、小学校では文化しか勉強しないでしょ?
だからなおさらこの時代は正答率が低いので注意が必要。
システマティックツリーは
「秩序世界への変容前の這い寄る混沌」(はいよるこんとん)
ってところか
1 後醍醐天皇(※まだ室町時代じゃない)
みんなによびかけ、鎌倉幕府をほろぼし、新しい自己中の政治をはじめる
サブキャラ 新田義貞 楠木正成
2 足利尊氏(初代将軍)
後醍醐天皇を京都から追い出し、新しい天皇をたて、征夷大将軍となる
将軍となった1338年から室町時代
(後醍醐天皇が吉野に行ってから、南北朝時代ともよばれる)
3 足利義満(3代将軍)
一度は秩序ある日本とした
この人のデカいおうちが京都の「室町」にあったから、
室町時代とよんでいるくらいだ
(南北朝時代もおわる)
4 足利義政(8代将軍)
混沌のはじまり
5 混沌世界の住人たちのおはなし
戦国時代
6 足利義昭(15代将軍)
織田信長に利用された上、京都から追い出される最後の将軍