とうとう、時代は昭和(1926~)
ちょうど日本は大正時代に
第一次世界大戦が勃発
ベルサイユ条約、ワシントン会議を経て、
世界に
つかの間の静寂が訪れたわけだ。
この静寂に波紋を広げたものが、意外なことだったのだ。
………
時は1920年代
どんな世界になっていたか確認していきましょう。
これにつながる学習は下記を復習
要は、第一次世界大戦を経て、
戦禍とならなかったアメリカが
ちょうど100年前くらいになるのに、
もうすでにビルも建ち並び、
発展しているのが分かる。
1928年(昭和3年)には、
あの世界的キャラもデビューしているのだ。
日本の映画では、
映像を流しながら、
映画館の中にてリアタイで
声優さん(弁士)がセリフ読んでたような状態の中、
映像と音を組み合わせ、
動画を完成させた、
ウォルト・ディズニーは偉大だったのだ。
で、肝心なのはここから。
こんなアメリカで、当時流行していたのが…
株
おれのパパは、
2日で
11億
稼いだんだぜ!
とか、
ミーのセンパイの
リバモアさんも、
べらぼうな額を
稼いだぜ!
と、お祭り状態。
このお祭り状態に、素人も参戦し、
借金してまで投資するという事態になってくるのだ。
こんな中、
アメリカの一人勝ちを
指をくわえて見てられない
国が出てくる。
俺たち
イギリスで
金利を上げるから、
ぜひイギリスに
投資してね
この動きにて、アメリカの金がイギリスに流れ、
アメリカの株価が微妙になってくる。
みんな
自分の持ってる株の値段が
下がるんじゃないかと
になるわけである。
…そして
1929年10月24日
とうとうこの日が訪れるのである。
もう、これ以上
株もってるの
こわいよー…
3億円分、
ゼネラルモーターズの
株を売ってしまえ!
こんな人が現れてしまった。
当然、これをきっかけに
株価が急激に下がってしまった。
驚いたのは、
株価の暴落の
情報を聞いた一般ピーポー
こうしてはいられない…
私も株を
売ってしまわないと
大損してしまう…
スマホで株式売買などできるわけない
この時代、
どうするかというと…
みんな当時、証券取引所がある
ニューヨークのウォール街に
なだれ込んだのだ。
これが、暗黒の木曜日事件なのだ。
この1日だけで、
日本円にして、
概算7000億円
もの金が、アメリカから消えたのだ。
この日をきっかけに、
多くの銀行が破綻、
会社も倒産するという
未曾有の事態に陥ったのだ。
当時の世界の中心であるアメリカがこの状況である。
他の国への影響がないはずがない。
世界中を巻き込み、
不景気のどん底へといざなうのであった。
この状態を
世界恐慌(1929年~)
とよんでいる。
※恐慌=不景気のどん底状態
別に怖いわけではない。
さあ、この状態に、世界各国はどのように対処していくのかが、
今後の大きな学習のポイントとなる。
くわしくは、次回に学習していきましょう。
今回は、序章のみ。
もし、くわしく知りたければ、
その時歴史が動いた(NHK)
世界危機、世界を揺るがす 〜1929年「暗黒の木曜日」はなぜ〜
を見てみましょう。
長々お話しましたが、今回覚えることはたった少しだけ。
せっかくなので、たのしく学習できるように
語っただけなので、安心しよう。
序章:つかの間の静寂を破るものは、何だったのか
○できごと
1929年10月24日、
ニューヨークで株価が大暴落した。
知ってるかな?
証券取引所があった
ウォール街の
名前と写真も
要チェックや!
○影響
①銀行や会社が倒産し、
失業者があふれた。
②世界にもこの影響が波及し、
世界中が不景気のどん底に陥った。
いわゆる世界恐慌に陥った。