内容が重くなって、
ギリシャ・ローマのページをを2回に分けて学習してみよう。
今回は鬼アプデローマ編である。
ここも前回と本当のポイントは同じ。
政治体制だ
とはいえ、
本来は、ローマの学習だけて
たくさん語りたいことはある。
だから、特に東京書籍版は鬼アプデとなってしまっているのだ。
まあ、せっかくなので、
読み物的な内容もあわせて、
楽しく見ていこう。
古代ローマ、
その様子はいろいろ映画化されてるねえ。
私がツボったのは、阿部寛のアレだ。
とはいえ、そんなことは全く教科書にはないなあ。
今回の教科書がムリゲーなのは、
だいたい
紀元前8世紀ごろから紀元後2世紀くらいまで、
1000年の歴史を
無理矢理4分の1ページにまとめてるからだ。
あんまりなので、非常にかんたんにだけ、
中学生用+αに歴史をまとめてみる。
古代ローマの成り立ちの歴史
中学生用に、3つのパートに分けてみた
①紀元前8世紀~紀元前6世紀ごろ
できたてホヤホヤゾーン(王様がいる)
まだ、イタリア半島にある都市国家レベルの大きさ
②紀元前6世紀~紀元後1世紀後半
王様いないゾーン
この期間にイタリア半島統一(紀元前3世紀)
地中海沿岸まで勢力をのばす(紀元前1世紀)
(カエサルやクレオパトラは、この末期くらいの人)
③紀元後96年~
皇帝がいるゾーン(ここからをローマ帝国とよぶ)
カエサルの養子さんが初代皇帝
けっこう平和な時期
皇帝を中心に国を整備
のちに有名な五人の皇帝(五賢帝)もいる
※テルマエ・ロマエもこの時期がモデル
さて、
前回の学習ポイントから
注目すべきは
上の①~③の
どの時期でしょう?
ヒャッハー
また王様いない時期
見つけりゃ
いいんだな
なら、②だ
というところが、本来、中学校で学ぶ内容らしい。
やっぱりローマも、
貴族、平民、奴隷等がいる社会だ。
平民が権利を勝ち取るには…
俺たちも
戦いで活躍
してるんだから
権利もくれよ
って流れなのだ。
とはいえ、
覚えるのは、
②の時期には
王制ではなく、
みんなで政治を行ってた(共和政)
ってことだ。なお、
☆政治体制の2パターン
王政(君主政) ⇔ 共和政
[王がいる] [王がいない]
対義語くらいでOK
なお、王じゃなく皇帝が政治すると、帝政ってよんでる。
システム的には
王政≒帝政
前回のギリシャの説明をすると、
共和政という政治体制の中で、民主政(民主主義)が行われた
ってことだろうか。紛らわしい教科書だ…
でも、
結局ローマが一番安定していた時期は、
よい皇帝がリーダーシップをとり、
様々な街作りをおこなった時期
上でいうと、③の時代だ…
これができたのも、③の皇帝の時期だ
これで、西暦50年ごろ。
また、これも西暦80年ごろ。
昭和世代なら、聖闘士星矢を思い出すコロッセオだ。
教科書も上手なまとめを避けている…
実に教師泣かせの教科書内容だ…
なお、テルマエ・ロマエじゃないが、
共同浴場もあったんだ
浴場なのに、カラカラ浴場
作った皇帝の名前がカラカラ帝なので、致し方ない
本来は、こういったものをはじめ、
長さや重さの単位をそろえたとか、
道路網を整備したなど、
その後の世界に影響を与えたものを学習したいのだが、
学習指導要領ってヤツで、
「政治体制を中心に学習」
って書かれてしまってることが、
ややこしさの根源としてあるのだ…
なので、それ以外の扱いが、
教科書によって、若干ちがっているので、
それに合わせてテスト対策は行いましょう。
スッキリさせるために、
ポイントまとめをしておきます。
覚えるのはこれだけ。
システマティックにローマをまとめると…
①古代ローマは、大きく3つの時代があったとつかんでおく
②王がいない時代は、共和政だった。
③西暦96年以降は、ローマ帝国
なので、政治的には帝政
(王ではなく皇帝が政治するから、王政でなく帝政ってだけのこと)
この時期に
コロッセオやポン・デュ・ガール(水道橋)ができた
統一した単位が使われた等
あと、ローマ帝国って、
今でいうイタリアだけでなく、
めちゃめちゃ広かったってこと
文化的には、ギリシャ文化を活用してるよう
中学校は、これだけでいいだろう