前回、とうとうヨーロッパで
サラエボ事件をトリガーとして、
第一次世界大戦(1914年~)がスタートしてしまった。
そして、前回の学習で、
もちろん日本は、連合国側。
理由は、イギリスと日英同盟をむすんでいたから。
ということを学習した。
しかしながら、参戦したのに
死者は300人
Oh、一体YOUは何をしたんだ?
という疑問を残したまま今回を迎えた。
ということで、今回の学習は、前回の学習をふまえつつ、
第一次世界大戦に、日本はどのように関わったのか
という核心に迫る。
もう一度、状況確認
日本の立場
チーム連合国の一員となる
つまり、
敵は同盟国である。
なので、
重信
我々はドイツに
宣戦布告する!
となったのだ。
じゃ、なぜドイツと戦って300人しか死ななかったのか。
進軍先の資料が帝国の教科書にはあるのだが、
残念ながら東書にはないので、
資料集があれば、それで確認!
けっきょく、日本は何をしたかというと…
ドイツが敵ってことだ。
これを利用しない手はない!
別に、実際にドイツに行く
必要はないぜ!
日本の近くにも
ドイツ領があっただろ?
ってことだ。
どこだったか思い出してみよう。
思い出せないなら、日清戦争を参照。
ドイツ領の中華民国山東省と、
南洋諸島を手にするのだ!
つまり、日本の作戦は、
どさくさにまぎれて、
ドイツの植民地を横取りしよう大作戦だったのである。
もちろん、ドイツはこんなところに力を注げるわけがない。
まんまと日本が手に入れることとなる。
ただ、中華民国(中国)には仁義を通す必要がある。
とはいえ、もちろん
ねえ、ドイツが租借してた山東省ほしいなあ。
21個、中華民国に要求があるんだけど。
もちろん…認めるよね?
ってことで、手段は強引だ。
中華民国の大総統は、誰かおぼえてるかな?
…わかったよ。
その条件うけるよ。
となる。
これを
二十一か条の要求(1915年)という。
これが、第一次世界大戦の日本の動きである。
ただ、この動きがアジア諸国、そして欧米諸国の日本への態度を変えていくのは容易に想像できるだろう。
では、
自分の言葉で説明できますでしょうか。
いちおう下にもまとめておきましょう。
第一次世界大戦に、日本はどのように関わったのか
☆行ったことと根拠
①日英同盟を理由に、連合国側として参戦。
②同盟国側のドイツに対して宣戦布告。
③どさくさにまぎれて、ドイツの植民地である
中国山東省、南洋諸島に進軍。
④中華民国に二十一か条の要求(1915年)を認めさせる。
☆影響
①中国ではもちろん、日本に対する反発が強まる。
②欧米諸国も、日本の領土拡大に警戒感を持つことになる。
いずれ、しっぺ返しが待っている
次の学習は、
この長引く第一次世界大戦の影響で、ある歴史を変える事案が起こるのである。
それに対して日本はどうしたのかということまで、学習していく。