訪れた混沌、戦国時代
混沌は、変容の前に訪れるプロセスらしい
1467年の応仁の乱から始まった戦乱、
もはや幕府の影響力はなく、
各国(駿河国とかの国)では、
守護大名が国を治めていた。
とうとう自力で大名(殿様)になろうとしはじめた。
守護大名をたおして自分が殿様になった人もいれば、
なんとかそれを防ぎ、殿様として君臨しつづけた守護大名もいた。
ぜーんぶまとめて、戦国大名とよぶことにしているんだ。
もう幕府が統一した決まりを出すこともできず、
大名は自分で税制を整え、それぞれのきまりを作り、
国をまとめていった。
その中には、米がたくさんとれるように、
河川の工事をした殿様もいる。
ここで、戦国大名のやってることをまとめてみよう
訪れた混沌、戦国時代で変化したことは
①地元の農民から年貢をとって生活していた。
②農民は、時には兵として戦にいくこともあった。
③洪水にならないように治水工事をおこなった。
④金山・銀山を開発してもうけようとした。
⑤大きな城をつくって、その城下町に家臣(家来)や商工業者を住まわせた。
⑥たいていみんな独自のきまりを作っていた(まとめて分国法とよんでいる)。
我こそは、将軍になるんだ!と思っている人もけっこういた。
で、将軍になるために京都に行って天皇と仲良くなりたいんだが、
軍を京都に連れて行くには、それなりの理由が必要となる。
そこで織田信長は、足利義昭を将軍にしてやるという名目で
京都に行くこととなった。
15代将軍、足利義昭の誕生である。
だが、用済みになると、結局1573年に京都から追い出される。
ここに、室町幕府が終わりを告げることとなる。