4 《中学歴史(社会)》「逆襲のシラカワ」はどうやって達成されたのか(白河上皇・院政)

平安時代
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さて、この前まで藤原さんがおじいちゃんとなり、
孫(天皇)の摂政・関白となって、
権力をにぎった
て話をしたところだ


そして、天皇は、おじーちゃんが

○○してもいいよね?

と聞いても、

いいよ、おじいちゃん

としか言えん状況なのは前回お伝えした。

そんな感じで我慢してきた天皇…

「本当は、俺が一番エラいのに!」

といったところだ。

今回の学習はこれ

朝廷の逆襲はどうやって達成されたのか

当面の課題

①天皇のじいちゃんが藤原さん

②藤原さんが荘園をたくさんもってて、力が強すぎる

ここでこの状況が一変する事態が起こる。

なんと、
藤原頼道の娘が男の子を産めなかったのだ

そして、とうとう
おじいちゃんが藤原さんではない天皇、

後三条天皇が爆誕したわけだ

とうとう目の上のタンコブがいなくなったとたん、
何かと理由をつけて、
藤原さんらから荘園を取り上げることに成功

中学校で大事なのは、

その息子

白河天皇(白河上皇)である。

二度と藤原のいいなりになりたくない

つまり、藤原氏の息のかかった天皇を作らなければいいのだ。

どうするか…

そうだ!

私が自分の息子に

天皇の座を

渡してしまえばいいんだ!


つまり、

さっさと息子に天皇をゆずることで

天皇を確立して藤原さんを排除しつつ、
(天皇はもう任命したので、他者から狙われることないでしょ?)
自分が天皇のパパ(上皇)として実質権力を握る

ことにしたのだ
それが1086年
上皇のおうちを院と呼んだので、
これを院政と呼んでいる。

ちなみに、

息子は8歳、小学生よ。

そして、残す課題は、荘園問題

ここに着手したパパの後三条天皇の政策を引き継ぎ、

ガンガン荘園をけずっていった。

ここで、もう一つ必要となってくるものがある

平安時代は、平安といわれるごとく、
世の中にありそうでないものがある

前にも伝えたが、それが
軍隊

そこで、白河上皇も、一般の武士をやとって
警備をお願いしていくこととなる。

こうして、

上皇の力が

藤原氏を圧倒していくこととなるのだ。

するとどうなるか

武士が世の中に認められていくこととなり、

次のステージにすすんでいくわけである。

「逆襲のシラカワ」はどうやって達成されたのか(白河上皇・院政)編

これまでの天皇家にとっての課題

①じいちゃんが藤原さんなので、逆らえない

②藤原さんが荘園持ってて強すぎる

できごとと作戦

藤原頼道の娘に皇太子が生まれず

 おじいちゃんが藤原氏ではない

 後三条天皇が爆誕

 (荘園の整理をはじめる)

②息子の白河天皇

 自分の息子に天皇の地位を譲って、

 皇位系統を確立する。

③自分は上皇となり

 で政治を行う

 院政(1086年~)

④武士をやとって警備させる。

☆影響

 武士が力を認められていくこととなる

☆まとめのまとめ

天皇(上皇)中心ステージ編藤原氏がおじいちゃんではない
後三条天皇の息子、白河天皇
1086年(覚えておくと整理しやすい)
白河上皇となり院政をはじめる
住んでたおうちが
これだけで大丈夫

<span class="fz-22px">白河上皇</span>
白河上皇

賀茂川の水、双六の賽(さいころのこと)、山法師、

これぞわが心にかなわぬもの

白河上皇ゆかりの地