中学校では、戦後の経済として出題されるポイントは、
なんやかんやでキホン、
昭和の3カ所+平成の2カ所
と思えばOK
ポイント1
もちろん朝鮮戦争による、特需景気:朝鮮特需
次、さらに経済が大きく成長していく期間がある。
ポイント2
1955年からはじまった、
実質経済成長率が10%を記録したという
トンでもない期間
→高度経済成長とよんでいる。
象徴されるもの
○東京オリンピック(1964年)
○池田勇人首相「所得倍増計画」
△公害問題多発
なお、オリンピックの副産物もいっぱいあるが、
1つだけ紹介しておきたいのがコレ。
東海道新幹線開業だ。
東京オリンピックにあわせ、田中角栄らの尽力により、
1964年10月1日開業だ。
2000年までは、食堂車・ビュッフェもあったもんだ。
当時、東京-新大阪間が約4時間
今じゃ2時間30分だからなあ
ポイント3
1973年に高度経済成長が止まった事件
石油危機だ。
原因はこれ。
第四次中東戦争である。
要は、こんなかんじ
①石油の産地であるペルシャ湾近辺で戦争が起きた。
②石油の産出量が減ってしまう?
③石油の価格が一時大幅上昇(ここまでは事実)
しまいには、
ヤバいよ、
紙不足らしいよ。
トイレットペーパー
買いだめしとかなきゃ…
と、最終的にはこんなデマまで流れる始末…
第四次中東戦争のせいで石油危機がおき、
高度経済成長がとまった
ってことでOK
経済成長率のグラフが提示され、
なぜ、1973年で
経済成長がマイナスに
なったのでしょう?
って出題されるのが、パターン。
ここまでが昭和編
とうとう少し時代を先取りして、
平成の話に触れておこう。
教科書の本文には関係ないが、
経済成長率のグラフがある限り出題される可能性がある。
なお、公民ではバッチリ出題される部分を先取り。
ここからは、残念な話しかない。
ポイント4
バブル経済崩壊(1991~1993年)
1980年代後半から、
土地や株式が、売り買いの目的で売買されたことにより、
本来の価値よりはるかに高い額で取引されていたような経済状況がバブル経済。
実体が伴わないにもかかわらず、泡のようにふくれあがった経済ってこと。
それが、あっという間に泡がはじけるようにもとの価値にもどったことにより、
大損した人がたくさんいて、倒産が相次いだってこと。
なお半沢直樹は、
このバブル時期に産業中央銀行に就職したって設定だ。
バブル崩壊前の経済ってどんな状況かっていうと、
1つ例を挙げるとこんな好景気な状況。
なんせ、定期預金の金利が5%以上のところが多数。
どういうことかっていうと、
100万円定期預金しとくだけで、
1年で5万円もお小遣いがもらえるってことだ。
今なんて、近所の銀行だと、定期の金利が0.002%だぜ?
100万円預けて20円だ…
ポイント5
2008年のアメリカのリーマンブラザーズっていう銀行の破綻からはじまった
世界的な株価急落による大不況
世界金融危機
まだ現在もこのトンネルの出口が見えない…
といったところだ。
ちょっとシステマティック的なことが少なかったのですが、
これにてとうとう昭和の話も終わりになります…
次回、昭和編の追記として、世界的なできごとに視点をあてて
イッキまとめをしておこうと思います。